Valley in wet tropics rainforest

世界最古の熱帯雨林

地球に残された特別な森林

恐竜が支配した森

オーストラリアが誇るトロピカルエリアのケアンズ地域は熱帯雨林が生い茂る緑の地。ケアンズ地域の熱帯雨林は、恐竜が支配した時代も超え、何百万年とこの地に根を張り続けています。この生きた太古から続く生態系は、後世に残すため、世界自然遺産に登録されています。

 

Curtain fig tree

世界最古の熱帯雨林

ケアンズ地域の熱帯雨林は南米のアマゾンより8000万年も歴史が古いと言われており、そのためケアンズ地域の熱帯雨林は世界最古だと認定されています。熱帯雨林は広大な範囲で広がっており、クックタウンからタウンズビルの約9000平方キロに渡っています。約9000平方キロという広さは、東京都・神奈川県・埼玉県を合計した面積に匹敵します。この様に比較をすると、この原生森林の広大さがわかりますね。30の国立公園がこの熱帯雨林を管理しており、生態系を維持しようと、レンジャー達が日々努力しています。

滝巡りができるアサートン高原や、2つの世界遺産が出逢う場所であるケープ・トリュビレーションとミッションビーチ、デインツリーのクーパークリークなどケアンズ地域の熱帯雨林には多くの見所があります。

熱帯雨林について学ぶ

A southern cassowary close up

ガラパゴスより多様な生態系

ケアンズ地域には多くの動植物が生息しています。650種以上の脊椎動物、230種類の蝶、数多くの爬虫類や哺乳類など、生物学者も驚くほど多様な生態系が共存しています。また、この森林には227の絶滅危惧種に指定されている植物が生息しており、地球の宝として守っていかなければなりません。オーストラリアのシンボルとしても有名なカソワリィはケアンズ地域の熱帯雨林にのみ生息しています。このカソワリィという大型の鳥は世界で2番目に重い鳥ですが、とても強い脚力を持っており、最高時速はなんと50キロに達します。

カソワリィについて学ぶ

People looking at fan palms above

古からの生き残り

ケアンズ地域の熱帯雨林は、西洋人が18世紀にオーストラリアを発見した時代から80%同じ姿を保っています。近代化が進む中で、ケアンズ地域の熱帯林は人々に愛され、その形が大切に保護されてきました。まだ世界が一つの巨大な大陸だった頃から生き続けるケアンズ地域の熱帯雨林は、太古より送られてきたタイムカプセルと言われています。また、オーストラリアは他の大陸や島々と切り離されたため、他地域からの生物学的な影響がなく、独自の生態系を作り出すことができました。キュランダ・ツリーフロッグはケアンズ地域の固有種で、他のどの地域にも生息していません。原始より守られてきたこの森には、多くの草木が生い茂り、地球上でも指折りの豊かな自然環境に触れることができます。

緑の宝石、熱帯雨林

大自然を探索する

熱帯雨林散策に行ってみましょう!

バードアイ

世界最古の熱帯雨林を鳥と同じ視点から眺めるのは、言葉には表せない感動が…

Skyrail Rainforest Cableway

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@julianinparadise

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