TNQ Writer
美しい常夏の地、ケアンズはその大自然で有名ですが、地元の人々でにぎわうローカルなスポットも非常に魅力的です。
その中でも、金・土・日限定で出現するラスティーズマーケット(Rusty’s Markets)をご紹介いたします。
ラスティーズマーケットは、ケアンズの中で最も大きな道の一つであるSheridan Street (シェリダン・ストリート)とGrafton Street (グラフトン・ストリート)に挟まれた場所にあります。
Sheridan Street沿いからのアクセスの方が分かりやすいため、初めて行かれる方はそちらからのアクセスをお勧めします。
また、一本隣の道にはCairns Central(ケアンズセントラル)という大きなショッピングセンターがあります。
ラスティーズマーケットの開店時間は金・土は5:00~18:00まで、日曜日は5:00~15:00までと少し短めです。
車でのアクセスも、2時間まで無料の駐車場があるため問題ありません。
また、ケアンズの道はとても広く、市内中心部の道路の両脇には車を止めるスペースがあります。
しかし、駐車料金がかかる場合もありますので、ご注意くださいね。
マーケット内には、ローカルな野菜や果物をはじめ、装飾品、衣類、雑貨などが所狭しと積み上げられており、見ているだけでも楽しくなってしまいます。
不思議なことに、オーストラリアのトロピカルな雰囲気の中に、東南アジアのエキゾチックな雰囲気も感じることができます。
中には、アジア系の野菜(チンゲン菜、ニラ、唐辛子など)を売っているブースもあるため、そのように感じるのかもしれませんね。マーケット内に漂う甘い果物や異国情緒に溢れたお香の香りは、とても魅力的です。
日本では見たことのないような大きさのスイカや、緑色のバナナ、ココナッツも並んでいます。
パッションフルーツやサワーソップというトゲトゲしたフルーツなどを見ると、トロピカルな雰囲気にワクワクしてしまいます。
こちらでは、多くの野菜が1 キログラムあたり$○というように表記されており、必要な分だけを購入する量り売りが一般的です。
環境にも良いですし、お目当てのものをじっくりと吟味するのは楽しい時間ですね。
日本でも人気のあるアボカドですが、産地がケアンズ郊外のアサートン高原にあるため、こちらでは人々にとってより身近な食材です。
パンに塗ってアボカドトーストとして、またはサラダに入れれば濃厚な風味が際立ち、おいしくいただけます。
カフェでは「スマッシュドアボカド」が大人気です。大ぶりのアボカドは、1つ$1ほど、小ぶりのものが5つほど入って$1~2といったお得なものもあります。
今回は、ラスティズマーケットで購入したアボカドを使ってアボカドトーストを作ってみました。
なんと、6つで$1ドルの格安でしたが適度に熟しておりとても美味しくいただきました!
手作りのジャムやクッキー、パンなども並んでいます。
特にこちらのクッキーは日本のものと比べるとより大きくてザクザクとしており、パンも小麦の種類が違うのか、見るからに香ばしくて香り高い印象を受けます。
貝がらやウッド、色とりどりの宝石を用いた装飾品もあります。
特にミサンガはお値段も$3~$4とお手頃ですし、お土産などにも丁度よいかもしれませんね。
中でもウミガメをモチーフとしたアクセサリーは非常に多く、ケアンズの美しい海と自然を感じられます。
ワニの手と書かれたキーホルダーもありました…!
爪までしっかりついていて、どうやら本物のようです。
さすがカフェカルチャー天国のオーストラリア。
市場にもコーヒーショップが並び、朝からコーヒーを片手に会話を楽しむ多くの人の姿が見られます。
新鮮なフルーツを用いたジュースやスムージーのお店もあるため、小さなお子さんでも楽しむことができそうですね。
マーケット最終日の日曜日14:00~15:00頃は、商品を売り切るためにお野菜等が破格の値段で売られていることがあるそうです。
実際、この時間でも大勢の人でにぎわっており、半額に近いお値段で買える野菜やフルーツがとってもお得です!
ケアンズではコーヒー1杯、アイスクリーム1つでもクレジットカードが使えて便利なので、現金を持ち歩かなくても普通に生活ができます。
ただ、ラスティーズマーケットだけは現金でのお買い物が中心となります。
中にはエフトポス対応の表記があるお店もありますが、基本的には現金を持参した方が良いでしょう。
(EFTPOSとは、オーストラリアのキャッシュカードについている機能のことです。自分の銀行口座からキャッシュカードやクレジットカードを用いて直接代金を支払うことができます。)
ただ、マーケットの隣にATMも設置してありますので、現金が手持ちにない場合でも安心ですね。
ケアンズ観光に来た際は、是非早起きをして覗いてみていただきたいラスティズマーケット。
長期滞在される方や留学生の方にとっては、日々の食材を調達するのにももってこいの場ですね!
皆さまも是非、ローカルなケアンズの良さを味わいに、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。