TNQ Writer
グレートバリアリーフは海洋生物たちの生きる住処です🐠 「毎日その姿を見ている海洋生物学者でも、日々新しい発見がある。」と海洋生物学者でリーフティーチのオーナー、ガレス・フィリップスさんは言います。
宇宙から見える唯一のサンゴ礁として有名なグレートバリアリーフは、その巨大さに焦点が当てられますが、ガレスさんにとって真の美しさはそこに生息する小さな生き物たちだと言っています。
「私は本当にサンゴが大好きです。 サンゴと共生する藻類は素晴らしい関係にあります。サンゴだけ、藻類だけではあまり意味をなしませんが、これら二つが共生すると、生態を構築し始めます。本当に母なる自然は不思議です。」
海への熱い情熱をもつガレスさんは、グレートバリアリーフのことが心から大好きです。彼は南アフリカで生まれ、地球の反対側から最高の海洋環境に移住してきました。「毎日グレートバリアリーフを訪れても、そこは僕のことをワクワクさせてくれます!」とガレスさんは言います。
「私にとって、グレートバリアリーフに行くのは特権です。毎日毎週と何度もグレートバリアリーフに行っても、この美しい海の世界にいられる私は幸運だなと思います。この美しい海を見ると、感謝の思いが込み上げてきます。」
ガレスさんはケアンズ地域がグレートバリアリーフに行くのには一番いい場所だと言っています。クイーンズランド州の北部に位置しているケアンズ地域は、グレートバリアリーフが沿岸とかなり近いので、観光に来る人々が簡単にアクセスできる環境です。
ガレスさんのお気に入りはアウターリーフだと言っています。彼の好きなダイビングスポットのいくつかはここにあるようです。 「ケアンズ沖では、T5キャニオンと呼ばれるダイビングスポットがあり、サンゴ礁がそのエリアをほぼ100%覆っている絶景スポットです。このスポットはテットフォードリーフの外壁にあります。フリンリーフも素晴らしく、スキースロープの様なサンゴ礁は驚きです!ミルリーフのスリーシスターズ、ノーマンリーフのトロッポスなども訪れる価値があると思います。ポートダグラス沖だと、エージングコートチーフがいいですね!リボンリーフというさらに北に宿泊船でいくサンゴ礁も見所の一つです。」
「この美しい海を見ると、感謝の思いが込み上げてきます。僕は本当に幸運な人間です。だってこの美しい海を毎日見られるんですから。」
「僕はサンゴを心から好きで、情熱を持っています。そんな僕の情熱を見て、周りの人に変な奴だと言われることがあります。笑 それでも僕の情熱は変わりませんけどね。地球上でも他に同じ様な環境はないほど多くの生態系がここにあります。1,700種の魚、世界の7種の海洋性カメ種のうちの6種、133種のサメ、30種のクジラとイルカ、1,800種のワームなどです!」
未来の世代のためにどの様なことができるのかを知るためには、まずサンゴ礁について学ぶことが重要な鍵です。リーフティーチではグレートバリアリーフについて学ぶことができ、ガレスさんからサンゴ礁への情熱を分けてもらいましょう!
「私が本当に話したいこと、皆さんに理解してほしいことは、この環境がどれほど複雑かということです。私をいつも驚かせるのはこのエコシステムがとても回復力が高いことです。しかし、同時にとても脆くもあります。」
「リーフ・ティーチ(Reef Teach)を通じて、グレートバリアリーフがしっかりと生きているというメッセージを広げることが非常に重要です。残念ながら多くのメディアがグレートバリアリーフのネガティブキャンペーンを行ったため、多くの人々が保護するには遅すぎると思っているようです。徐々にですが再生と回復が見られます。この状況をよりよくするために、今まで以上に私たちの力が必要となるのです。グレートバリアリーフを訪れて、学び、そして、この自然の楽園の保護に力を貸してください!