インスタライブ with 競泳日本代表大本里佳選手

今回は約40分間のインスタライブの内容をご紹介します。

ケアンズ観光局（以下ケアンズ）：おはようございます。よろしくお願いします。

大本里佳選手（以下里佳さん）：おはようございます。こんにちは、よろしくお願いします。

ケアンズ：本日は競泳のお話以外にも大人の女性や社会人の方にも役立つようなお話をしていきたいので、あまり競泳に詳しくない方でも楽しんでもらえればと思います。

★★★『 競泳について 』★★★

ケアンズ：里佳さんは2014年のパンパシフィック選手権から始まり2020年には日本選手権で優勝、2021年には準優勝など輝かしい成績を納められ、つい先週末、大きな大会のリレーの予選・本戦で２回とも日本新記録を更新されましたね。おめでとうございます!

里佳さん：ありがとうございます。

ケアンズ：まず初めに、日本代表として大きな大会に向けて自分を高めていかなければならない時期などは、どのように準備されているのですか？

里佳さん：そうですね、どうやってと言うか自分の中で自然と大会に向けて集中していけるところがあるので意識的にやっているわけではないですね。

ケアンズ：小学生ぐらいから大きな大会に出場されていますが緊張とかはしないですか？

里佳さん： レースの時は緊張しますけど、日常では特に緊張しないですね。

ケアンズ：今は日本の中でも大きな大会に向けて盛り上がってきていますが、日常の練習や生活をしてる中でも緊張したりしないですか？

里佳さん： まぁ 今はないですね。

ケアンズ：じゃあ小さい頃から来週の日曜日は大会だという時でも全然緊張することなくって感じですか？

里佳さん：うーん、でもレースの時は緊張しています。それ以外はそんなに緊張していません。

ケアンズ：レース当日だとどこから緊張するんですか？

里佳さん：朝起きた時とか（笑）

ケアンズ：昔から慣れているってわけではないんですね。

里佳さん：大会の緊張は今でも慣れないですね。

ケアンズ：緊張した時に自分をどのようにコントロールしていますか？

里佳さん：これが一生続くわけじゃないと思うのと、結構楽しむことにしています。

ケアンズ：ドキドキ感を（楽しむ）ということですか？

里佳さん：（うなづく）

ケアンズ：まぁ緊張している回数も違いますもんね。

ケアンズ：我々に例えると、社内やお客さんに対してプレゼンテーションをする際、緊張していつもはやらないようなことをやってしまってドキっとすることがあるんですが、やはりそういう時は楽しむと言う気持ちで落ち着いて挑めば良い結果が出せるということですね。

里佳さん：そうですね。ちゃんと準備していたら自信を持ってできるので、そこまでの過程を大事にしています。

ケアンズ：メンタル面で準備をすることはないですか？プロとして大きな大会を目指していく時、どのような段階を踏んでいくんですか？

里佳さん：まぁ食事の面とかもそうなんですけど、大きな大会に近づくにつれて脂の量を減らしたりとか、勝手に自分の中に取り込まれていくので身体は結構絞れてきます。何年もやっているので慣れてしまっているってのはあるかもしれないです。
でもここ一番って時に最大のパフォーマンスができるように記録とかも徐々に（意識して）上げてるわけではないんですけど、勝手に上がっているってことが多いですね。

ケアンズ：あー、勝手にエンジンがかかっていくっていう感じですか？ えーすごいですね。それってやっぱりアスリートだなって感じます。

ケアンズ：トップアスリートの場合、コーチからどう言ったアドバイスを受けるのですか？

里佳さん：そうですね、コーチからはもちろん技術面でも指導は受けるんですけど、それ以外に私の場合だと、結構普段からコミュニケーションを取っているので、なんだろうな？雑談というか面白おかしい話もしますし、何かあった時にすぐにお互いが言える関係にはなるようにすすめています。先生から言われるのも、あんまり結果に対してどうこう言われることはないですけど、目標設定の時にこうした方がいいんじゃないかとか、例えば今期はスタートのところをフォーカスしていこうとか、まぁ時期によってフォーカスしていくものが違うので、技術以外の部分でも目標設定の立て方とか、結構アドバイスを受けたりしますね。あとは大会の結果が悪くても先生が私に怒ることは絶対にないので、ここがちょっと気になったからこうしてみないかみたいな感じですね。

ケアンズ：へー　なんか指導というよりも並走しているという感じですね。

里佳さん：そうですね、一緒にという感じはあります。

ケアンズ：日常的にも雑談も踏まえてちょっとなんか違うなという時も気づいてもらえたりとか。

里佳さん：気づいてもらえますし、自分でも何か違和感があったらすぐにコーチに言います。

ケアンズ：なにか自分の中でクリアになってない状態で、なにか変ですという状態でも相談ができるということなんですね。

里佳さん：そうですね

ケアンズ：あー なんか私がイメージしていたのと違いますね。今回の大きな大会も一緒にという感じで、なんかいいですね、チームでという感じで。

里佳さん：あーそうですね。

ケアンズ：（コーチは）今は基本的に全部の練習にいらっしゃってみていただくという感じですか？

里佳さん：そうです。競泳は基本的にコーチは必ず（一緒に）いるので。

ケアンズ：えー、では寝食を共にではないですが、ほぼ時間を共にしているという感じですね。

里佳さん：はい、そうですねー。

ケアンズ：雑談ってどんなこと話されるんですか？

里佳さん：え？雑談？ 全く水泳と関係ない話とかもしますし、昨日のテレビ見た?みたいなそんなレベルな話です。

ケアンズ：関係としてはなんか先輩みたいな感じなんですか？

里佳さん：いやー先輩ではないですけどー（笑）、メンターっぽい感じですかね？

ケアンズ：いいですね。プロ選手にとってやはり信頼できる相手が見つかるっと言うのも大切というか運命の出会いですよね。
そういうのも見どころですね。コーチとかって中継とかで映ることってあるんですか？

里佳さん：私のコーチはいないですけど、他のスタッフは映るかもしれないですね。

ケアンズ：そういうのも見るのも面白いかもしれないですね。会場を見るときにどういうことをしてるのかなとか、これから大会を見る時は探してみたいと思います。

里佳さん：是非お願いします（笑）

ケアンズ：ちなみに今後の目標を聞かせてもらえますか？

里佳さん：今後の目標は、まずは自己ベストを更新するということが自分の中で最大の目標なので、100mの自由形だと53秒台で泳ぐというのが今年の夏の目標として取り組んでいます。

ケアンズ：そこが見どころですね

★★★『ケアンズについて』★★★

ケアンズ：実際ケアンズには何回ぐらい来たことがあるんですか？

里佳さん：えっとケアンズは確か5回ぐらい行っているはずです。家族旅行で2回、合宿で3回ぐらい行っています。

ケアンズ：家族旅行での思い出はありますか？

里佳さん：（最初の旅行の時は）まだ小学校の低学年ぐらいで、グレートバリアリーフへ行ったんですけど年齢制限でダイビングができなかったんですよね。（２回目は）それをリベンジしにもう一度行きました。

ケアンズ：2回目の滞在ではダイビングできたんですね。どうでしたか？

里佳さん：めっちゃ綺麗でした。

ケアンズ：リベンジで綺麗な海を体験してもらえてよかったです。

ケアンズ：里佳さんのインスタグラムを拝見して、結構カフェの写真を上げられてるんですが、お休みの時はカフェ巡りとかするんですか？

里佳さん：結構していますね。日本でオーストラリアのコーヒー豆使っているカフェとかにも行きます。

ケアンズ：オーストラリアに来られた時もカフェ巡りはしましたか？

里佳さん：ケアンズでも結構いきました。ラグーンの向かいにあるカフェとか。

ケアンズ：ケアンズは一年中夏なのでオープンカフェが多いんですよね。
エスプラネード沿いにあるカフェ”Wharf one café”なんかは、ワーフの目の前でほぼ壁がないですよ（笑）。

ここは行かれたことありますか？

里佳さん：ないので、ぜひ次回行きたいです。

ケアンズ：オーストラリアならではのコーヒーメニューを覚えていらっしゃいますか？

里佳さん：フラットホワイトですか？

ケアンズ：そうです。（エスプレッソにスチームドミルクを注いだ）フラットホワイトなどオーストラリアならではのカフェメニューもあります。
その他にもスムージーなどケアンズにはカラフルな食べ物や飲み物が多いです。
もしまだ里佳さんが食べたことないのであれば是非試していただきたいのがスマッシュドアボカドという、要はスマッシュした（潰した）アボカドがトーストの上に載っている料理なんですけど、ケアンズのカフェではほぼどこへ行っても出てくるメニューで、お店によってバリエーションがあって人気なんです。

里佳さん：はい　チェックしておきます。

ケアンズ：あと、動物は結構みられました？

里佳さん：雨が降っていたんですけど結構楽しめました。

ケアンズ：一番好きな動物、可愛かったなと思う動物はなんですか？

里佳さん：寝てるコアラはめっちゃ可愛かったです。

ケアンズ：抱っことかはされましたか？

里佳さん：小さいときに抱っこしたと思います。

ケアンズ：ケアンズにはコアラ抱っこできる場所がいっぱいあるのでまた是非抱っこしに来てください。

ケアンズ：こちらに何枚か里佳さんのケアンズでのお写真を用意させてもらったんですけど。

里佳さん：なんかすごくたくさんの鳥がいたミコマスケイとか、グリーン島に行った時の写真です。
私のインスタのアイコンで使っている写真はグリーン島で撮った写真です（笑）。
あと、ラグーンは合宿で練習が終わったあとそのまま遊びに行ったりしてました。後輩と一緒に行ってよく遊んでました（笑）。

ケアンズ：キュランダで緑も見て、リーフも何箇所か行ってらっしゃるのですが、何か気になるところ、ここまた行きたいなと思う場所とかありますか？

里佳さん：最近日本でもよく運転するようになったので、ケアンズでドライブがてらモスマン渓谷、ポートダグラスに行ってみたいなと思っています。

ケアンズ：おぉー、セルフドライブで！オーストラリアは日本と同じ右ハンドル左車線なので、セルフドライブもしやすいと思います。
モスマンは秘境感があってとても癒される場所です。

どこでモスマン渓谷を知ったんですか？

里佳さん：ケアンズ観光局のインスタで投稿されている写真を見て、それで知りました。

ケアンズ：本当ですか？あーよかった。誰かがそう思って見ててくれて（笑）

ケアンズ：合宿中は現地の人と触れ合うことはあったんですか？

里佳さん：現地のトブルックプールで水泳教室をさせていただいて、ケアンズのジュニアスイマーの子たちがたくさん参加してくれた時に一緒に泳いだり、指導したりというのはありました。

ケアンズ：ケアンズの人の雰囲気はどうでした？

里佳さん：みんなすごくやる気があって、（タイムが）早くなりたいという一心で積極的に参加してくれてとても楽しかったです。

ケアンズ：ケアンズの人は割とゆったりしてるんですけど、コミュニケーションを取るときに何かそう言うのを感じたりしましたか？

里佳さん：まぁ 確かにそれはあったかもしれないです。上手な英語を使えないんですけど、身振り手振り使いながら伝えたら、すごく一生懸命聞こうとしてくれて、とてもやりやすかったです。

ケアンズ：ケアンズは水泳ももちろんスポーツをされている方が多くて、マラソンやアイアンマンというトライアスロンの世界大会があったりして、日常的にスポーツに触れ合っている方がすごく多いので、子供たちにも貴重な体験になったと思います。

ケアンズ：では最後に、今ケアンズ観光局では「私を満たす、私が変わる」をスローガンとしてケアンズのプローモーションをしているのですが、ケアンズに来て「私が変わったな」というストーリがあったら是非お聞かせください。

里佳さん：私は2019年の夏にもう一度日本代表に入れたんですけど、2018年から2019年にかけてケアンズで合宿をさせてもらって、その時にすごい合宿を頑張れたというか本当に充実したトレーニングを行えたおかげでその後に大ベストが出て代表に入れたので、ベストが出る前にケアンズに合宿に行けたことは私にとってプラスでしたし、私が大きく変わったターニングポイントだったと思います。

ケアンズ：すごい素敵なストーリを聞かせていただいてありがとうございます。
ちょっと質問が来ているみたいなので、お伺いしたいと思うのですが、試合でここをみて欲しいところありますか？

里佳さん：私は結構スタートを得意としているので、出だしは私のレースの注目ポイントかなと思います。

ケアンズ：出だしなんですねー。なんかパチンとスイッチを入れる場所とかあるんですか？

里佳さん：えー、スタート台で深呼吸をしてそのあとは無心なんですけど、なんか自分の中で大きく深呼吸するのはポイントにしています。

ケアンズ：ではそこをずっと追っていれば分かりますね。あっ今、里佳さんスイッチ入ったって（笑）

里佳さん：あはは　そうですねー。

ケアンズ：あとはー、応援してますのコメントはたくさんいただいています。
一日何キロぐらい練習で泳ぐんですか？と言う質問をいただいています。

里佳さん：一回の練習はだいたい４,500mぐらいです。

ケアンズ：4.5km、私が歩いている距離よりも多いかもしれないです。（笑）
他にもたくさんの応援コメントをいただいていますが、時間も差し迫ってきたので、最後にインスタライブをご覧になっている方と、ケアンズ観光局のインスタをフォローされている方に向けてメッセージをお願い致します。

里佳さん：4月からケアンズ観光局のアンバサダーをさせていただいていますが、今はなかなかケアンズには行けないですけど、日本でケアンズのことを皆さんに知っていただけるよう私も頑張りますし、皆さんの温かいご声援どうぞよろしくお願い致します。

ケアンズ：はい、ありがとうございます。里佳さんお忙しい中、直前のタイミングでどうもありがとうございました。

里佳さん：ありがとうございました。

こちらは2021年7月10日（土）に行ったケアンズ観光局主催のインスタグラムライブの内容です。
実際の映像はこちら↓のリンクからご覧ください。

大本里佳選手とのインスタライブ