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グレートバリアリーフ宿泊ダイブクルーズ

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TNQ Writer

グレートバリアリーフの本気を見るなら泊まって欲しい!
食う・寝る・ダイブ

グレートバリアリーフの水中

グレートバリアリーフの水中

みなさ〜んお元気ですかぁ。昔こんな車のCMがあったことを知っているあなたは同年代でしょう。

バブリーな時代からかれこれ30年ほどグレートバリアリーフにて潜っている僕が今回みなさんに紹介したいのはこちら『スピリットオブフリーダム号でいく宿泊ダイブクルーズ』です。

ダイブクルーズはベテラン揃いでちょっと気が引ける、という思いも何度となくダイバーのお客様から聞いてきましたが、意外やビギナーでも楽しめる特別感あるダイビングがそこにはあります。

スピリットオブフリーダム号船内のポスター

荷物は20kgまで

船長室

このクルーズの片道はセスナを使うというプレミアムな移動になり1時間半グレートバリアリーフの遊覧飛行を行うことができるんです。

その代わり荷物の重量制限20キロ以内にはかなりシビアです。

ケアンズでのホテルに必要のないものはスーツケースに入れて保管してもらうと良いと思います。

乗船すると船の使い方と部屋の案内が行われます。

参加者全員で船の中を探検する感じで回っていきます。

船長室は船が停まっている時はいつでも入る事が可能です。

トイレ

シャワー

ツイン部屋

4人部屋以外は各部屋にトイレ&シャワーが完備されていて、とても清潔に掃除されています。

共同トイレとシャワーも多いので4人部屋でも問題ありませんが、個人的にはツイン利用がとても快適に感じました。

特製リフィルボトル

コーヒーマシーンのカレン

ダイニング

トップデッキ

船の上で時々困るのがタンクに入った水に匂いがついて美味しくない事ですが、この船ではいつでもフィルターを通した水が手に入るので特製ボトルに入れて何度でも補充可能です。

一人1本ずつもらえます。

もちろんコーヒー&紅茶も好きな時に飲めます。

コーヒーマシーンの名前はカレン(KAREN)と名付けられていて、僕も1日に数回カレンちゃんにお世話になりました。

クルーズ中は自分の部屋にこもってしまうことなく、ラウンジやダイニングにて過ごすことでインターナショナルな交流もできて思い出作りになると思います。

僕のおすすめはトップデッキのソファ席です。

気持ちの良い風を感じながらカレンに作ってもらったコーヒーを飲む癒しは最高でした。

 

シリアルセット

ビュッフェスタイルの朝食

船上生活で一番大切と言っても過言ではないのがお食事です。

シェフが全て作り上げてくれる料理はプレゼンテーションも味も洋上の三ツ星レストランでした。

朝は起きがけにシリアルセット、1本目のダイブ後に今度はビュッフェスタイル朝食があります。

アジアンランチ

イタリアンランチ

BBQランチ

2本目のダイビングの後はもうランチです。メニューはアジアン、イタリアン、BBQなど毎日異なる種類で飽きることがありません。

船上シェフ

おやつ

ディナー

ディナー

午後のダイビングの間にトップデッキでうたた寝している時もシェフはクッキーやマフィンなどを作り続けて提供してくれます。

夜はワインかビールが付いてきてボリュームもサービスも満点で、僕は最後のデザートまで辿りつくことができませんでした。

まさに【食う・寝る・ダイブ】みなさんお元気です!のご機嫌なクルーズなのです。

ダイビング器材設置

ナイトロックス

ナイトロックス濃度

いよいよダイビングパートです。

まずは乗船して船の説明会も終わり、部屋にも案内されたあとは器材のセッティングです。

ダイビング器材は常に同じ場所に戻します。

荷物も座席下にしまえるのでダイビング前に探し回る事もなくなるはずです。

船が移動中は揺れてタンクが落ちないようにしっかりゴムで止めておきます。

クルーズ中は1日最大4本潜れ場所によっては深い水域もあるのでナイトロックスがおすすめです。

自身のダイブコンピュータの酸素%設定方法は事前に確認しておいてくださいね。

またナイトロックスの免許も忘れないようにしてください。

潜水前に各自タンク内の酸素濃度を確認して申請する手順となっています。

発信機

ダイブデッキとクルー

もしもの時の備えとして器材には一人一台発信機を取り付けてくれフロートも常備となります。

クルーズ最初の1本目ではフロートを実際に使う練習もしていきます。

ダイビングデッキには陽気だけど精鋭のダイブクルー達がいるのでいつでも相談に乗ってくれます。

参加者のライセンスをチェックするスーパーバイザー

ブリーフィング

器材セッティングが終わると一人ずつダイビングスパーバイザーと面談があります。

緊張することは全くなく、今までのダイビング歴や最後に潜った日、病歴などをきかれます。

陸地から離れてのクルーズになるので保険はしっかり入っておいた方がいいと思います。

僕はDANのメンバー保険に加入して参加しました。

またWiFiが弱い場合もあるので事前にライセンスカードなど必要な書類はダウンロードして携帯に保存しておいた方が良いと思います。

基本はバディダイブですがスケジュール通りバックデッキに行けば一緒に潜れるスタッフを割り当ててくれる事もあります。

安全管理は信頼おけますし、シンプルな海底も多いのでブリーフィングと地図を頭に入れて自分たちだけでのんびりリラックスダイブも試して欲しいと思います。

エントリー補助

ルックアウト

エキジットはしご

いよいよダイビングに行く時の流れですが、各自ポイント説明を確認したあと各々のペースで準備を行いバックデッキ後方からエントリーします。

カメラを持ってくれたり、マスクをすすいでくれるのはもちろん、ここでは何とフィンまで履かせてくれるんです。

『フィンデレラ』というサービスと呼んでいました。

ダイビング時にはルックアウトと呼ばれる監視員が船の上から水平線から近場までチェックしてくれています。

今回のトリップ中も午後の太陽で光って見えにくい水面でダイバーが上がったことを見つけて、直ぐにレスキューボートを出してピックアップしていました。

エキジットの時はハシゴが1つしかないのですが、フィンを履いたまま上がれる構造になっているのでさほど混雑することなくあがれます。

ここでもカメラを受け取ってカメラ置き場に持っていってくれたり、フィンデレラなど手厚いサービスを受けれます。

コンプレッサー

生物講習会

ダイビング終了時は深度、時間をチェックしてログシートに記入後に本人署名をします。

船にはコンプレッサーが設置してありダイビング後、ファーストステージを外しておくとスタッフが次のダイブまでに充填してくれます。

ファーストステージを外し忘れても次のダイブ前にお願いすれば入れてくれます。

そしてダイビングとダイビングの間はゴロゴロ寝て過ごす事もできるのですが、マスターリーフガイドのスタッフが定期的に水中生物の探し方などエンターテインメント溢れる講習を開いてくれます。

スピリットオブフリーダムのクルー達

リーフの断面マップ

全てのクルーがそれぞれの持ち場がありながらも、素晴らしい気づかいで助け合うチームワークを発揮していました。

世界の中でもプロ意識の高さがずば抜けているクルーという点で参加していてとても好印象でした。

もちろんラグジュアリークルーズの気配りはありながらも、気さくなオージースタッフが明るい雰囲気を作ってくれています。

ジャイアントポテトコッド

僕がクルーズを勧める1番の理由はダイブポイントの秀逸さです。

ジャイアントポテトコッドと呼ばれるカスリハタや多い時は50尾ほどのサメが集まってくるシャークフィーディングなども体験できます。

それ以外でもサンゴ、地形どれをとっても圧巻のダイブがみなさんを待ち受けています。

これらのサービスは基本的に英語となりますが、20227月現時点で隔週で日本人のベテランガイドが乗船してくれています。

英語が苦手という方でも安心して食う・寝る・ダイブを満喫してもらえると確信しています。

 

スピリットオブフリーダムの詳しい情報はこちら(英語)です。

 

また、クイーンズランド州政府観光局公式ブログ(日本語)では「グレートバリアリーフでオススメの日帰り観光」を紹介していますので、気になる方はチェックしてみてください。

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