TNQ Writer
サンゴやお魚の他にも数多くの生物がグレートバリアリーフに生息しています。こちらの記事では全ての生物に焦点を当てることはできないため、12種類の有名なグレートバリアリーフに生息する海洋生物を紹介していきます。
多くの海洋生物学者が唸るほどグレートバリアリーフには多様な生態系が存在しています。そのため、毎年たくさんの著名な科学者がここを訪れて、研究を重ねています。
しかし、この巨大な生物の母とその子供達には、未だに解明されていない謎がまだまだたくさんあるのです!
今回ここで紹介する12の海洋生物はケアンズ地域のグレートバリアリーフを代表する生物たちです!この12の生物だけでも本当に謎だらけ!!
1. オウムガイ
もし、ビーチでオウムガイの殻を見つけたら本当にラッキー!なぜならこの生物は遠洋に生息している軟体動物だからです。オウムガイは長く伸びた触手を使って食べ物を探します。ノーチラスはオウムのようなクチバシを持っており、そのクチバシの様な部位で獲物の殻を砕いてから摂取します。また、オウムガイの面白い点は推進の仕方です。オウムガイは水を体内に取り込み、それ噴射して推進するのです!自生ジェットで進むなんて凄すぎる!
2. ハタ
ハタは斑点が身体中にあり、大きな口を開けて泳いでいる姿がダイバー達によく見られます。この魚は驚くことに 100kg以上の重さに達することがあります。そんな巨大な魚が口を開けて迫ってきたら…(怖すぎる)ハタは好奇心が旺盛でダイバー達に近寄ってくることもあります!コードホールやリボンリーフといった場所でよく発見されている様です♪ この大口な人気者を見に来てください!
3. 虹色サンゴとお魚
グレートバリアリーフには、ありとあらゆる色が存在します。マスクを装着して水の中をのぞいてください!カラフルなサンゴ礁がお出迎えしてくれるはずです♪ グレートバリアリーフに生息している生物はこのカラフルな色を利用して生活をしています。仲間をひきつけたり、敵を驚かしたり、擬態をしたりなど、その用途は様々です!色はグレートバリアリーフの生活の一部なのです。
4. ナポレオンフィッシュ
グレートバリアリーフの象徴的な魚と言ったらナポレオンフィッシュかもしれませんね!人懐っこいこの魚はスノーケラーやダイバーに大人気♪ このナポレオンフィッシュは本当に大きく、オスの成体では2mにもなることがあります。何匹かのナポレンフィッシュはグリーン島やアウターリーフのポンツーン周辺に住んでいて、ダイバーやスノーケラーをお出迎えしてくれます!
5. ミンククジラ
ミンククジラは一年のほとんどを他地域で過ごしますが、6−7月頃になると、毎年グレートバリアリーフに戻って来ます。オーストラリア南部はこの時期は冬なので、出産をするために常夏のケアンズに移動してくるらしいです。 もし、この時期にグレートバリアリーフを訪れて運が良ければ、ミンククジラの群とスノーケリングやダイビングができるかもしれません!
6. ナマコ
ミンナが大好きナマコ❤️そんなことないって?可愛いと思うんだけどなぁー… 好きか嫌いかはさて置いて、ナマコはとんでもない特技を持っているんです!なんとナマコは敵から攻撃された時に、身代わりの術を使って身を守るのです!!!敵から攻撃されると自分の内臓を出して、それを敵が食べている間に逃げるという、まさに海の忍者…?
7. ザトウクジラ
ザトウクジラは毎年6−8月頃にケアンズ地域のグレートバリアリーフに戻って来ます!とてもフレンドリーなこのクジラはボートが近くを通り過ぎるときにジャンプしてその姿を見せてくれることがあります!リーフトリップに行った帰りにクジラのジャンプを見たら、それは「おかえり」と言ってもらえたってことにしましょう♪
8. 巨大シャコガイ
ケアンズ周辺のビーチでは、稀にシャコガイの大きな貝殻を見つけることがあります。貝殻だと漂白され全体が白くなってしまいますが、海の中で生きているシャコガイは驚くほど鮮やかなブルーをしています。いっくら色が綺麗だからといって、手を入れないで下さいね!!シャコガイは殻をすぐに閉じることができるので、危ないです。また、この貝は1mを超えるサイズにもなり、なんとその重さは250kg!これぞグレートバリアリーフサイズ。
9. マンタレイ
これぞ皆んなのお気に入り!マンタレイ!マンタレイの成体は横幅7mまで成長し、優雅に水中を飛び回ります!お腹にはコバンザメが付いていることも…?マンタレイは出会えたらラッキーな大物です♪
10. コーラルトラウト
写真の中で、サンゴの中に隠れているコーラルトラウトを見つけられましたか? コーラルトラウトは擬態がうまい魚なんです。
また、興味深いことにコーラルトラウトは全てメスとして生まれ、その後に性別を変えるというのです。多くの科学者は産卵直後に性別の変更が起こると考えていますが、何が性別変更の原因になるかは未だに分かっていません。
この興味深い生態を持った魚は…めちゃめちゃ美味しいんです!魚を見るのが好きな人たちへ…ごめんなさい🙏💦
だけど脂がのったこの魚はケアンズのレストランで大人気なのです。
11. アオウミガメ
グレートバリアリーフには、世界的に知られている7種のカメが生息しています。シュノーケラー、ダイバー、カヤッカー、船員は、グレートバリアリーフのどこかでよくカメを見ています! 11月にカメは産卵期に入り、自分が生まれた砂浜まで戻って行きます。まずは、巣作りに2ヶ月ほど費やします。平均して、2から9つ程の巣を作るようです。そして2月になると産卵をし、孵化が始まります。とても面白いことに巣内の温度が赤ちゃんの性別を決定するそうです。巣内の温度が低い場合はオスになり、暖かい場合はメスなるとのこと。
12. クマノミ
この魚を見つけて喜ばない人はいますか?
こちらは大人気のクマノミ!!クマノミは世界中の熱帯性気候の海で生息している魚です。一見クマノミはフレンドリーに見えますが、残念ながらピクサーの映画ほどフレンドリーではありません…
クマノミの社会はガチガチの体育会系のような縦割りの階級社会で、群れの中で一番大きくて攻撃的なメスがその群れのボスになります。面白いことに、クマノミは全てオスとして生まれ、一番大きいオスがメスに性転換し、子孫を残すそうです。海洋生物って本当に不思議ですね♪